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第32回解体工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社藤原解体工業、更新担当の中西です。

 

 

“見えないリスク”

 

 

解体工事は危険が多い仕事です。落下物、転落、重機接触、粉じん、騒音、振動、火気作業…。その中でも現代の解体現場で特に重要なのが、アスベスト(石綿)をはじめとした有害物質への対応と、法令・元請けルールの増加です。⚠️

 

 

■ 解体の事故は「焦り」と「工程圧力」で起きる

事故の多くは知識不足より“焦り”から起きます。😣
「今日中に終わらせたい」「搬出が詰まっている」「近隣から急かされる」—こうした圧力が、養生の省略、確認の省略、危険区域への侵入を生みます。
解体は工程が短く変化が激しいため、毎日条件が変わります。だからこそ、短時間でもTBM(ツールボックスミーティング)や危険箇所共有が必要です。✅

 

 

■ アスベスト対応:調査・届出・作業・記録がセット

現代の解体では、アスベスト対応が避けられません。🏚️🧪
重要なのは「調査をして終わり」ではなく、調査→届出→作業計画→隔離・養生→除去→廃棄→記録という一連の流れを、抜けなく回すことです。

現場では、

・事前調査の精度(見落としが後で致命傷)
・作業区画の隔離と負圧・集じん
・保護具の正しい使用(呼吸用保護具、防護服)😷
・廃棄物の梱包・表示・運搬
・写真・記録の整備

これらが揃って初めてリスクが下がります。✅

 

 

■ 元請けルール・書類増:現場が“管理疲れ”しやすい

安全書類、教育記録、点検記録、資格確認、産廃関連書類、近隣対応記録…。🗂️
目的は安全とコンプライアンスですが、現場に丸投げすると提出漏れや不備が増え、是正対応でさらに忙しくなります。😥
ここで必要なのは、書類対応の分業とテンプレ化です。

 

 

■ 働き方改革:残業を減らすには“前工程”が鍵

解体は搬出・処分場・車両手配など前工程が崩れると、現場が止まって残業が増えます。⏰

・処分場の受入枠が取れていない
・車両が足りず搬出が詰まる
・分別が曖昧で手間が増える

これらは現場の努力では解決しにくいので、会社として早期に手を打つ必要があります。✅

 

 

■ 解決の方向性①:安全・法令を“標準化”する

安全は現場の気合ではなく標準化で守ります。✅

・解体手順のテンプレ(上から、内装→躯体、危険区域設定)
・養生・散水・集じんの標準仕様
・火気作業のルール(消火器、監視、周辺確認)🔥
・アスベスト対応のチェックリスト(調査、届出、区画、保護具、記録)📋

標準化すると、若手でも品質が揃いやすくなり、事故も減ります。

 

 

■ 解決の方向性②:書類・記録は“現場任せにしない”

・写真の必須カットを決める(施工前、養生、作業中、廃棄、完了)📷
・マニフェストや届出は事務が整理し、現場は確認と提出に集中
・提出期限を工程表に組み込み、抜け漏れを防ぐ

この分業が、安全と働き方を両立させます。✅

 

 

■ まとめ:解体の安全は「見えないリスク」を見える化すること

アスベストを含む有害物質、法令対応、書類増…。現代の解体は“見えないリスク”が多いからこそ、標準化・分業・記録で見える化することが重要です。🚧✅

次回は、現場DX・分別・産廃管理と生産性の課題を掘り下げます。📱♻️

 

 

■ ヒヤリハットを“宝”に変える 💎

ヒヤリを出した人を責めず、共有を評価する文化が事故を減らします。
再発防止策を1つだけ決め、現場ルールに追加し、翌月に効果を確認する。このサイクルが回ると安全が強くなります。✅

 

 

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