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月別アーカイブ: 2026年2月

第32回解体工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社藤原解体工業、更新担当の中西です。

 

 

“見えないリスク”

 

 

解体工事は危険が多い仕事です。落下物、転落、重機接触、粉じん、騒音、振動、火気作業…。その中でも現代の解体現場で特に重要なのが、アスベスト(石綿)をはじめとした有害物質への対応と、法令・元請けルールの増加です。⚠️

 

 

■ 解体の事故は「焦り」と「工程圧力」で起きる

事故の多くは知識不足より“焦り”から起きます。😣
「今日中に終わらせたい」「搬出が詰まっている」「近隣から急かされる」—こうした圧力が、養生の省略、確認の省略、危険区域への侵入を生みます。
解体は工程が短く変化が激しいため、毎日条件が変わります。だからこそ、短時間でもTBM(ツールボックスミーティング)や危険箇所共有が必要です。✅

 

 

■ アスベスト対応:調査・届出・作業・記録がセット

現代の解体では、アスベスト対応が避けられません。🏚️🧪
重要なのは「調査をして終わり」ではなく、調査→届出→作業計画→隔離・養生→除去→廃棄→記録という一連の流れを、抜けなく回すことです。

現場では、

・事前調査の精度(見落としが後で致命傷)
・作業区画の隔離と負圧・集じん
・保護具の正しい使用(呼吸用保護具、防護服)😷
・廃棄物の梱包・表示・運搬
・写真・記録の整備

これらが揃って初めてリスクが下がります。✅

 

 

■ 元請けルール・書類増:現場が“管理疲れ”しやすい

安全書類、教育記録、点検記録、資格確認、産廃関連書類、近隣対応記録…。🗂️
目的は安全とコンプライアンスですが、現場に丸投げすると提出漏れや不備が増え、是正対応でさらに忙しくなります。😥
ここで必要なのは、書類対応の分業とテンプレ化です。

 

 

■ 働き方改革:残業を減らすには“前工程”が鍵

解体は搬出・処分場・車両手配など前工程が崩れると、現場が止まって残業が増えます。⏰

・処分場の受入枠が取れていない
・車両が足りず搬出が詰まる
・分別が曖昧で手間が増える

これらは現場の努力では解決しにくいので、会社として早期に手を打つ必要があります。✅

 

 

■ 解決の方向性①:安全・法令を“標準化”する

安全は現場の気合ではなく標準化で守ります。✅

・解体手順のテンプレ(上から、内装→躯体、危険区域設定)
・養生・散水・集じんの標準仕様
・火気作業のルール(消火器、監視、周辺確認)🔥
・アスベスト対応のチェックリスト(調査、届出、区画、保護具、記録)📋

標準化すると、若手でも品質が揃いやすくなり、事故も減ります。

 

 

■ 解決の方向性②:書類・記録は“現場任せにしない”

・写真の必須カットを決める(施工前、養生、作業中、廃棄、完了)📷
・マニフェストや届出は事務が整理し、現場は確認と提出に集中
・提出期限を工程表に組み込み、抜け漏れを防ぐ

この分業が、安全と働き方を両立させます。✅

 

 

■ まとめ:解体の安全は「見えないリスク」を見える化すること

アスベストを含む有害物質、法令対応、書類増…。現代の解体は“見えないリスク”が多いからこそ、標準化・分業・記録で見える化することが重要です。🚧✅

次回は、現場DX・分別・産廃管理と生産性の課題を掘り下げます。📱♻️

 

 

■ ヒヤリハットを“宝”に変える 💎

ヒヤリを出した人を責めず、共有を評価する文化が事故を減らします。
再発防止策を1つだけ決め、現場ルールに追加し、翌月に効果を確認する。このサイクルが回ると安全が強くなります。✅

 

 

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第31回解体工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社藤原解体工業、更新担当の中西です。

 

 

“段取り”で8割決まる

 

 

解体工事業は、建物を壊すだけの仕事ではありません。安全に、近隣に配慮し、分別し、適正に処理し、次の建設へバトンを渡す“始まりの工事”です。ところが現代の解体現場では、工事量が増える一方で人材不足と高齢化が進み、現場が回りにくくなっています。最大の課題は「人が足りない」だけでなく、「段取りが組める人が足りない」ことです。⚠️

 

 

■ 若手が入りにくい理由:危険・汚いイメージが先行

解体は粉じん、騒音、振動、重機、落下物など、危険要因が多い仕事です。さらに、アスベストなど有害物質のイメージもあり「怖い」「大変そう」と見られがちです。😣
実際には、養生の標準化、散水設備、集じん、重機の高性能化、法令対応の整備などで安全性は高まっています。しかし、その姿が伝わらなければ採用市場では不利なままです。

 

 

■ 高齢化が進むほど“属人化”が深刻化する

解体は、現場ごとに条件が違います。狭小地、隣家が近い、道路が細い、電線が低い、地下に埋設物がある、構造が複雑…。同じ木造でも、築年数や増改築で壊れ方が変わります。🧠
こうした現場で品質と安全を守るには、事前調査・手順設計・重機の選定・搬出導線・養生計画・分別計画など、段取りが要です。ところが段取りのコツがベテランの頭の中にあると、引退とともに会社の強みが失われます。📉

 

 

■ 技能継承を阻む「教える時間がない」問題

解体は工程が短く、スピードが求められます。現場は“今日壊して明日搬出”のようにテンポが速く、教育が後回しになりがちです。😥
しかも解体は危険作業が多く、任せる側も慎重になります。若手に任せられない→経験が積めない→成長が見えない→離職、という悪循環が起きやすい業種です。

 

 

■ 解決の方向性①:段取りを“見える化”して教育資産にする

解体は段取りで8割決まります。だからこそ、段取りを仕組みに落とします。✅
・現地調査チェックリスト(構造、狭小、埋設、近隣、電線、搬出)📋
・工法選定の基準(手壊し、重機、圧砕、ワイヤー、切断)
・養生・散水・集じんの標準仕様
・分別計画(木、金属、コンクリ、廃プラ、石膏ボードなど)
・近隣説明のテンプレ(工期、時間、騒音、連絡先)📣
これを案件ごとに記録し、次の現場に活かすと、属人化が減り、若手も学びやすくなります。📚✨

 

 

■ 解決の方向性②:分業で職長を守り、教育時間をつくる

職長が現場・近隣・元請け・産廃・書類まで全部抱えると疲弊します。🧩
・産廃の手配・マニフェスト管理は事務が支援
・写真整理・書類作成をテンプレ化
・搬出計画と車両手配を内勤が補助
職長が現場管理と安全に集中できるほど、事故が減り、若手に教える余白が生まれます。⏰✅

 

 

■ 採用の見せ方:成長ルートと安全教育を言語化する

若手が知りたいのは将来像です。🌱
「何年で重機に乗れる?」「資格は?」「危険作業はどう教える?」
これを採用ページやSNSで具体的に見せるとミスマッチが減ります。現場の雰囲気、教育の様子、保護具、粉じん対策、1日の流れなどを発信すると安心感が増します。📱✨

 

 

■ 人材課題はKPIで回す 📊

・応募数/面接数/入社数
・3か月、6か月、1年の定着率
・資格取得(車両系、玉掛け、足場、フルハーネス等)
・教育チェックリスト達成率
数字が見えると改善が続きます。✅

 

 

■ まとめ:段取りが強い会社は、現場が安定し紹介が増える

解体工事業の現代の課題の中心は“人”と“段取り力”です。段取りを仕組みに落とし、分業で職長を守り、教育を見える化できれば、品質が安定し、元請け評価が上がり、紹介が増えます。🌟
次回は、安全管理・法令対応(特にアスベスト)と働き方の課題を掘り下げます。🚧✅

 

 

■ ミニ面談で定着率を上げる 🗣️

月1回、10分でも面談をすると離職が減ります。
「今月できるようになったこと」「困っていること」「来月の目標」を言語化して記録するだけで、育成が“見える化”されます。📒

 

 

■ 現場を支える“小さな改善”チェックリスト ✅

・朝礼で「今日の最重要リスク」を1つだけ共有する
・終業前に5分だけ“終わり点検”(養生・散水・危険物・写真)をする
・搬出計画は前日までに確定し、当日の変更を減らす
・近隣対応は“窓口一本化”し、現場が対応し過ぎない
小さな改善の積み上げが、事故と残業と手戻りを減らします。⏱️✨

 

 

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